WEBデザイナーが逆オファーで「あなたにぜひ作って欲しい」と言われるSNS集客マスターバイブル【2023年完全版】

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基本は「下剋上ロードマップ上位版」に含まれている「店舗のためのSNS集客」を見ていただければ、それでWEBデザイナーの集客もできます。

「あなただから選ばれる」というあなたの強み、コンセプトをつくるには、「小規模事業者/弱者のためのブランディング戦略」も参考にしてください。

ただ、これらはあくまでも「一般の事業者や店舗向け」に解説しているので、このノウハウでは、WEBデザイナーに特化した形で解説させていただきます。

内容的に少し被る部分もあるかもしれませんが、ご容赦ください。

まず初めに結論から言います。

あなたの目的は「WEBサイトを作ってお金を稼ぎたい」だと思いますが、この思考でSNS集客をしても、絶対にお客様がとれることはありません。

あなたは今から思考を180度変えるべきです。

「あなたが儲かりたい、稼ぎたい」というのはもう一旦思考の外に追いやって、「WEBサイトを作りたいお客様が何を考えているか」を、輪郭までとことんリアルに想像していくのです。

  1. WEBサイトを作りたいターゲットの本当の目的とは
    1. 「売上や集客が欲しい人」から逆算してターゲットを探す
  2. そもそもどのSNSを選ぶのか/リサーチ
    1. あなたのターゲットがいる場所を探す
    2. 専門分野別、プラットフォームの決め方
    3. ロールモデルを探す
    4. ロールモデルが見つからない
  3. 発信
    1. 自分が「なるほど」と思った知識を、自分の専門分野に置き換え、発信する
    2. まずはとにかく「お客様の役に立つアカウント」になる
    3. ターゲットの悩みをリサーチしろ
      1. 悩みのリサーチ方法
      2. リサーチした悩みをリストアップして、同時に解答も集める
    4. 自分ごとに思わせること
  4. 運用
    1. ツイートはほぼ見られていません
    2. 同じことを何度つぶやいてもいい
    3. ホワイトペーパーをプレゼントする
    4. 交流をおろそかにしない
    5. 人は「○○して下さい」と言われないとなかなか動けない
    6. 「交流のための交流」をしない
    7. 「感情的価値」を訴求するタイミング
    8. 感情的価値のとり方
      1. 1.共感
      2. 2.先導者
      3. 3.新しい気付き
    9. 新しい気づきとは
    10. なぜ、あなたはその専門分野で活動しているのか
    11. フォロワー数は30人でも素晴らしい
  5. 発展テクニック
    1. 総合点で勝負し、ポジションを取りに行く
    2. リムーブとブロックの考え方
    3. フォロワー数について
    4. 界隈の有名人には、自ら近づく
    5. マイクロインフルエンサーの信頼を取れ
    6. オフィシャルサイトの必要性
    7. なぜコミュニティトップを狙うのか
  6. まとめ
  7. 【付録】WEBデザイナーのための、SNS集客テンプレート
    1. 【大切なポイント】
    2. 【ヘッダ】
    3. 【アイコン】
    4. 【名前/プロフ】
    5. 【ツイートテンプレート】
    6. 【どんなツイートをしてはいけないか】
    7. その他注意事項
  8. 2023/11追記分
    1. ■SNS発信の文章の型
      1. 1.悩みの指摘
      2. 2.解決策の提示
      3. 3.自分のサービスの提案
          1. ■道中のコンビニアカウントにならないために
          2. ■”深み”を持たせること
          3. ■そんな自信を持てない場合
          4. ■アンケートを取ること
      4. 4.具体的な行動の要求
          1. ■なるべく具体的に言う

WEBサイトを作りたいターゲットの本当の目的とは

今まで何度も言ってますが、WEBサイトを求めてる人が本当に知りたいのは、WEBサイト自体が欲しいのではなく、「今よりももっと集客できる方法」「売上アップの方法」が知りたいのです。

そのためにHPを作ろうという考えに至っているのであって、実は「HPを作ること」が目的ではありません。

(いや、中には「名刺代わりにHPが欲しい。集客には困っていない」という人もいますが、ここは一旦置いときましょう)

なので、最初に結論から言いますが、基本的にWEBデザイナーのSNS集客とは、自分の専門分野において、「私は○○の業界の集客や売上アップの方法を熟知しています」と書き、その分野に特化したマーケティング戦略を語るのがいいです。

ただ、「マーケティング」という言葉を使わないほうが良い場合も多いです。

何故かというと、一般人にとって「マーケティング」というのは”得体が知れない難しそうなもの”だからです。

その手段を、これから具体的に詳しく解説していきましょう。

「売上や集客が欲しい人」から逆算してターゲットを探す

普通のWEBデザイナーは、お客様の悩みはみんな「WEBサイトが欲しい」だと思ってるから、「WEBサイトいりませんか?安いですよ」しか言えず、顕在化している悩みにしか訴求できない

そこで、「WEBサイトがほしい」から一つ悩みの視座をあげて、「集客に困っている人」「売上向上に困っている人」を探す。そういう人に響く情報は何かを考えていくと、「WEBサイトいりませんか?」以外の発信が見えていきます。

例えば「チラシで集客しようかな」と考えてる人は、直接WEBサイトのお客様ではありませんが、WEBサイトと同じ目的である「集客したい」というのが悩みです。

チラシで集客したあと、WEBサイトを訴求することもできそうですよね。

で、僕のコンサルのクライアントに、実際にチラシデザインが得意なWEBデザイナーさんがいます。

この方はチラシを現在2万円で制作しており、そのバックエンドにWEBサイト案件を取っています。主にインスタ、ココナラから集客し、平均して月20-40万程度は稼ぐことができています。

この人がSNSで売上を上げるためには、チラシの制作実績をアピールするのはもちろんですが、より論説を深め、「何故チラシを作る必要があるのか」の必要性を感じさせ、そして「チラシを作りたい!」と思わせる欲求喚起が必要です。

【発信例】
1.チラシの制作実績
2.素人でもチラシで集客できるノウハウ
3.チラシからWEBサイトに誘導する方法
4.チラシの役割
5.チラシが有効な業種
6.チラシに向かない業種
7.LINEにつなげるリストマーケティング
8.業種/業態ごとに、どんなチラシが売れる/売れないのかの具体例
9.何故そのチラシが売れた/売れなかったのか
10.チラシ施策の失敗事例
11.チラシマーケティングのPDCAサイクルの回し方

これらはすべて「チラシを作りたい人が知りたいor教えると喜ぶ情報」です。

こんな発信をしていけば、あなたもチラシデザイナーとして徐々に認知を取れていきます。

そこで、「チラシだけではすべての情報を伝えきれないと思いませんか? そういう場合はWEBサイトやLPを作り、チラシにQRコードを掲載して【チラシ→WEBサイト】の導線を作ることです」と伝える。

あるいは「チラシ→LINE→WEBサイト」の導線ですね。LINEを活用し、何度かに分けて教育した上でLPやWEBサイトに繋げて、サービスや商品をオファーする。これを「リストマーケティング」と言います。(リストマーケティングのやり方についてもノウハウがあるので、また改めて別記事で詳しく語ります)

仮に、チラシ→WEBサイトの導線を作れば、

1.一度作ったら内容を変更できないチラシと違い、定期的に更新ができる

2.チラシの内容を「興味付け」に全振りで来て、詳しい内容はWEBサイトで、という戦略が使える。

このように、チラシを基点とした様々な切り口が浮かんできます。

これらマーケティング施策を1つずつ丁寧に説明してあげることで、「チラシが欲しい」と思って問い合わせてきたお客様も、「チラシとWEBサイト、両方作ったほうがいいじゃん」という選択肢に気づいてくれます。

特に学習塾、習い事教室など、校区や狭い地域の中だけが商圏になっている業種にとっては、全世界から見えるインターネットを媒体としたWEBサイトを作ったり、SNS集客や広告で集客するよりも、地域の子供がいる自宅に直接チラシによるポスティングをしたり、駅前などでターゲットを見極め、ビラ配りをするほうがずっと有効だったりします。

チラシ→WEBサイトが有効な業種

学習塾、習い事教室、スポーツ教室、そろばん、くもん、トレーニングジム、整体院、デリバリーサービス、税務会計事務所、探偵、掃除屋、ブランド買取、街の電器屋さんなど

ちなみに、チラシが最も有効なお客様にも、チラシ→WEBサイトだけじゃなく、「SNS」を絡めたほうがより効果的です。
チラシは”認知と興味”しか取れないので、そこからSNSで”ファン化/教育”をするのです。
その方法も、今から詳しく語りましょう。

さて、目的から逆算する方法が分かったら、次は「どのSNSをあなたの発信軸に選ぶか」です。

そもそもどのSNSを選ぶのか/リサーチ

あなたのターゲットがいる場所を探す

あなたの専門分野が決まったら、あなたのお客様になりうる見込み客=ターゲットがどこにいるのかを考えていきましょう。そのために重要なのは「見込み客のリテラシー」です。

リテラシーというのは「ある分野に関する知識や能力を活用する力」という意味です。この場合はITやインターネットに関する知識や、ツールを活用する力、ですね。

例えば、飲食店のオーナーのリテラシーと、パソコン教室のオーナーのリテラシーは、大きく離れています。

WEBデザインをSNSで訴求するなら、まずクライアントのリテラシーを想像する必要があります。

そして、それによってTwitterやインスタなどの、あなたが発信するプラットフォームをどこにするかを決めていく。

さて、あなたの専門分野の見込み客が、より多く活動の場として選んでいるのはどこでしょう?

インスタ、Twitter、Facebook? YouTube? TikTok?

専門分野別、プラットフォームの決め方

SNS集客するならインスタがいい、Twitterがいいと、最初から決めてかかってる人がいますが、これ実は誤りです。

何を使うかの正解は「クライアントの属性、つまり”ターゲット”によって決まる」です。

Twitterが最適なターゲットもいれば、インスタが最適なターゲットもいる。

【インスタによくいるターゲットの業種】

ビジュアルによる視覚への訴求が重要な業界および業種
美容、ダイエット、スポーツ、肉体改造、カフェ、飲食、アパレル、デザイン、建築、不動産、雑貨、小売店、アーティスト、エンタメ、芸能、自動車、ガジェットなど

【Twitterによくいるターゲットの業種】

ビジュアルよりも文字や論理を訴求している業界及び業種
ビジネス全般、医療、福祉、介護、副業、マネー、ギャンブル、株、FX、弁護士、税理士、会計士、司法書士、行政書士、受験対策、資格取得、作家、コンサル、マーケター、コピーライター、PC、サブカル系など

こんな感じで、自分が攻めたいターゲットが最も多く利用しているSNSを使い、訴求を始めるべきです。


もちろんリソースが割けるなら両方やっていいが、くれぐれも自分のターゲットがいないプラットフォームで営業しないようにしましょう

また、「占い・スピリチュアル」や「マインドコーチ」など、一部の業界はどちらにも一定の市場があります。自分の専門分野はどっちだろう?と思う人は、とりあえず「自分がすでに使っていて、得意な方」でOKです。

ロールモデルを探す

さて、プラットフォームが決まったら、次はリサーチです。その分野専門のWEBデザイナーがいるかを探してみる。例えば税理士専門の人がいなかったら、専門を少し広げ「士業専門」でやってる人を探します。

これは「ライバルがいないところを探して一人勝ちをするんですね!」と思われがちですが、逆です。

強いライバルがいるところを攻める」のです。

なぜなら、強いライバルが活発に活動し、かつ生き残っているところは、「大きな需要がある」からです。

これはWEB制作のジャンルに関わらず、すべてのビジネスにおいて言えることなので、ブルーオーシャン、「誰も攻めていない市場を見つける」という発想はいったん置いて、「しっかりと需要がある人気の市場で、強者と少し【ズラす】」ということを意識するのが大切です。

強いライバルを見つけたら、その人の下記についてチェックし、良いところをメモしていきましょう。

  • プロフィール文
  • アイコン
  • 名前
  • ヘッダに書いてあるコピー
  • ツイート内容
  • フォロワー
  • いいね/RTを付けている人

その市場での「成功例」なので、これらをメモして参考にしていけば、あなたも成功率の高いアカウントをつくることができます。

ロールモデルが見つからない

しかし、「○○専門WEBデザイナー」で探しても、強いライバルがいない場合も多いです。なにせこの専門分野を絞るノウハウはほとんど出回っていないので、ライバル不在の分野も多いでしょう。

この場合、リサーチするべきなのは「WEBマーケティング」「集客コンサル」「経営塾やコミュニティオーナー」の人たちです。いわゆるその分野専門のマーケターですね。彼らがどういう情報発信をしているのか見て、内容をメモしていきます。マインドマップに都度記載して、関連項目ごとにまとめていくのがいいでしょう。

それでも見つからないときも、安心してください。別のリサーチの方法を教えますので、そのまま次の章にお進みください。

発信

自分が「なるほど」と思った知識を、自分の専門分野に置き換え、発信する

あなたが当サイトの記事や、イチのLINE、その他専門書籍などの発信を読んで「なるほど」と思うことがあると思います。それを自分のターゲットに向けて焼き直して発信しましょう。

例えば僕が、

「お客様が買わない理由の大半は【未知】が起因しています。【知らない】から怖くて不安で、買わないのです。だから自分の商品の中身、お店の中、サービスの中を、まずは具体的にわかりやすく【伝える】ことが重要です」

とあなたに言ったとします。

これを聞いた「美容師専門のWEBデザイナー」のあなたは、このように発信する。

あなたの美容室にお客様が来ない理由のひとつは「お店の中の人や、お店の中の様子がわからなくて怖い」からです。

であれば、お客様に先に中の様子を伝えていけばいいのです。
どんな店内で、どんな美容師がいて、どんな人柄で、どんな順序で髪を切るのか。どんな話をするのか。どんな髪型にしてもらえるのか。
私がHPを作れば、この視点からお客様の不安や恐怖を取り除くコンテンツをたくさん用意していくので、あなたの美容室にお客様が安心して訪れるようになります。

まずはとにかく「お客様の役に立つアカウント」になる

さて、発信にはそれぞれ、「機能的価値」、「感情的価値」という2つの種類があります。いずれの発信も、抽象化すれば必ずこのどちらかに分類することができます。

「機能的価値」・・・人の役に立つノウハウ、利便性が高く得になる価値。安い、便利だ、時短、わかりやすいなど。

「感情的価値」・・・得にはならないが、感情に訴求する価値。楽しい、わくわく、ドキドキ、感動する、泣ける、応援したいなど。

SNS集客をしたいなら、この2つの価値の両面を訴求していくべきです。

そして、まずはこのうちの「機能的価値」を追求し、「人の役に立つアカウント」として認知されるのです。

次のリサーチの項目でやっていただく「ターゲットの悩みの解決」も、この「機能的価値」です。

この「機能的価値」を提供せず、いきなり感情的価値を訴求しても、人はそもそも他人に興味がありませんから、多くの場合スベったイタいアカウントになって終わります。

例外的にこれが成功するのは、「漫画家」や「ミュージシャン」、「作家」などの特別な才能を持った人たちです。あなたがもしこの人達みたいに人を感動させることができるなら、機能性をすっ飛ばしてSNSで成功していける。

しかし多くの場合、そうではないでしょう。

ターゲットの悩みをリサーチしろ

役に立つアカウントになれ、と言いましたが、ではどうすればいいのでしょうか。

お客様の役に立つアカウント=お客様の悩みを解決するアカウント」です。

あなたが僕の商品を買ってくれたり、このサイトを読んでくれるのは、まさにあなたがWEBデザイナーであり、僕が自分のスキルや経験を元に、「WEBデザイナーとしての悩み」を解決しているからではないでしょうか。

悩みのリサーチ方法

これはまず、あなたの専門分野において「ターゲットが悩んでいること」をリサーチするのです。
例えば「ピアノ教室」が専門分野なら、「ピアノ教室の先生」がターゲットですよね。

となると、「ピアノ教室の先生」は何に悩んでいるのかを考える。考えるだけでなく、「ピアノ教室 悩み」とかで検索するのです。ラッコキーワードなどで検索する。Twitterで検索してもいいでしょう。

すると、生徒の悩み、保護者の悩み、教室運営の悩み、経営の悩み、資金の悩み、集客の悩み、コロナの悩みなど、たくさんの悩みが出てくるでしょう。
これらを片っ端から解決していく。

あるいは、「ターゲットと知り合いになって、直接アンケートを取る」という方法でもいい。こちらができるなら、絶対にこちらの方がいいです。

このリサーチをする最も効率的な手段としては、「ランサーズ」や「クラウドワークス」の「タスク」を使うことです。制作会社にいた頃、市場リサーチに非常によく利用していました。

1件の回答に50円~100円程度で「アンケートの回答」という「タスク」の案件を出すのです。

これで、例えば2万円程度費用をかけるだけで、200名のターゲットからアンケートの回答を得ることができます。
使えるシーンは限定されてしまいますが、ターゲットのニーズを直接リサーチする、とても効率的な方法として覚えておくと良いでしょう。

とにかく、ターゲットの悩んでいることを解決してあげるのが、最も手っ取り早くターゲットの信頼を掴むことができます。

リサーチした悩みをリストアップして、同時に解答も集める

FAQの形で悩みを解決していきます。

Yahoo知恵袋などはまさに理想的で、「悩み」と「解答」を同時にリサーチできます。それらを全て自分のマインドマップにプールしていきましょう。
マインドマップは、このLINEでも何度かおすすめしておりますがXmindでいいでしょう。

Xmind
https://jp.xmind.net/download/xmind8

ただし、ネット上の他人の文章は「コピペ」しないで下さい。

著作権はどんな文章にもありますので、軽い気持ちでコピペして自分で発信してしまったら、権利者に訴えられる可能性も普通にあります。


特に「同じジャンルで活動」してる人の言葉をコピペしてたら、見てるユーザーに気づかれ「パクリ」を指摘、権利者に通報されます。絶対にコピペはしないようにしましょう。

悩みを見つけたら、Googleでその悩みを検索し、解答は複数のサイトを見て最も説得力のあるものを探す。そして必ず、「自分の言葉にリライトしてまとめる」のです。


「見込客の代わりに検索し、解答を整理しまとめてあげる」ことです。

自分ごとに思わせること

ピアノ教室の悩みと、その解決方法をツイートすると、ターゲットであるピアノ教室の先生に「私が今まさに悩んでいたことだ」と思ってもらえます。

これにより、ターゲットはあなたのアカウントのプロフィールに飛びます。すると、「ピアノ教室の悩みを全て解決。ピアノ教室専門WEBデザイナー・マーケター」と書いてある。ツイートを遡ってみたら、全部役立つノウハウばかり。思わずメモしてしまう。
こうなれば高確率でフォローされます。

そして、それが度重なることで、「このアカウントは私のためのアカウントだ」と思うようになり、あなたのアカウントの発信を常に見るようになるでしょう。

こうなればFAN化が完了です。

また、固定ポストやプロフィールのポートフォリオを開いたら、専門分野のクオリティの高いサイトが3つ程度あり、誰でも見られる状態で置いてある。

あなたがピアノ教室の先生なら、一気に「WEBサイトを作るならこの人にお願いしよう」と思うと思いませんか?

運用

ツイートはほぼ見られていません

僕がメインでやってるのはTwitterなので、Twitterの話をしますが、ツイートは1日1回では「ほぼ見られていません」。300人フォロワーがいたとして、1回ツイートしてその時タイムラインにいる人に目に触れるのは、せいぜい10人以下でしょう。

1日1ツイートでも、毎日コンスタントにしっかり発信していればいずれ認知されるようにはなりますが、成果が出てくるのは遅くなります。

フォロワーに、「この人いつもいるな」と思ってもらうのがスタートラインです。
そのためには最低でも、朝昼晩の3回はツイートする必要がある。ただ、朝のツイートを夜自分でRTしてもいいわけです。それで2回はフォロワーのタイムラインに上がってきますよね。

フォロワーがTwitterを眺めている時間を意識することも極めて重要です。
僕のフォロワーは、7時台、12時台、18時台が最もアクティブだということがわかりましたので、その頃に大切な発信はするようにしています。


自分のフォロワーのアクティブタイムを見極めましょう。

同じことを何度つぶやいてもいい

SNS運用で気づきにくいのは、同じことを何度つぶやいてもいいということです。


特に、自分の実績、作った制作物などは、【定期】みたいな言葉をつけて、何度でも紹介しましょう。


できればいろいろな角度でその作品を紹介したり、込めた想いを語ったほうがいいですが、別に全く同じ文言で再度つぶやいてもいいです。

なぜかというと、「ほとんど見られていないから」です。

僕の限定LINEを読んでくれている方は気づいているかも知れませんが、ネタバラシしますと、僕も以前は300くらいのツイートを繰り返し繰り返しランダムでツイートしていました。

それを朝昼晩自動でつぶやかせて、その上で手動でも1日1,2ツイートは新しいツイートをしています。

最近Xになって、アルゴリズムが大きく変わったので、今はボットの自動ツイートは止めています。

理想は合計1日4,5ツイートはしたほうがいいです。とは言え、ボットで自動化することは最初はおすすめしません。僕も1年位はずっと手動で回していました。

もしボットで自動化するとしたら、タイミングは「自分のLINEなどに100名以上のリストが溜まったとき」かなと思います。

ホワイトペーパーをプレゼントする

僕がちょくちょく限定ノウハウのプレゼント企画をやってますが、あれと同様に、フォロワーに向けて無料でノウハウをプレゼントします。

例えば、ピアノ教室の先生方は何がほしいのかな、と考える。


または、実際にピアノ教室の先生とコメントやいいねを送り合い、仲良くなった人に直接聞いてみるのもいいでしょう。


「より深い悩みの解決方法」の資料を作って、「フォロー&RT」を条件に配布してあげるのです。

最近はフォロー&RTを条件にせず、もういきなりポスト内にリンクを張って配布しちゃうほうが反応とれる場合もあります。これらは攻める市場によって臨機応変に試してみてください。正解はありません。
とにかく一度失敗しても凹まない。何度でも配ってみる不屈の精神が大切です。
大丈夫、どうせ誰も見ていませんし、見ていたとしてもすぐ忘れます

交流をおろそかにしない

お客様の悩みを解決しながら、「見込み客との交流」を続けていくこと。


TwitterもインスタもFBも、コミュニケーションツールであることを忘れてはいけません。「この人は自分の見込み客だな」と思ったら、必ず、いいねを送り、コメントを送り、交流をしていきましょう。これは本当に丁寧に、根気強く行うことです。

「稼ぎたい」と思ったら、自分の見込み客になりうる人をターゲットにして集めていくのは正しいのですが、その過程において相手を金ヅルのように思ってしまう人が一定数います。

少しマーケティングがわかるようになると、今度は「相手からどうやって案件(金)を取ればいいか」ばかりを考えて、相手を普通の人間としてコミュニケーションを取れなくなります。

「どうやればWEBサイトを買ってくれるのか。チラシやSNS運用を依頼してくれるのか」

この意識は常に持ち続ける必要はあるけど、支配されてはいけません。
本当に思考のメインにすべきなのは、あくまでも「見込み客の悩みの解決」です。

あなたが欲しい案件は、「ターゲットの悩みを解決した先」にあります。

いくつも悩みを解決していくと、次第にターゲットに「この人は私の役に立つ人だ」と思ってもらえます。

これが「機能的価値」です。機能性だけでも、ある一定の尊敬や好意を得ることができるでしょう。

そこから、あくまでも悩みの解決手段として「あなたの悩みはWEBサイトを作れば解決できます。もしよかったら私が作りましょうか」とオファーする。


あるいは「チラシで解決するので、よかったら私に作らせていただけませんか」と提案する。

プロフやツイートでも「チラシが作れなかったらいつでもご相談下さい」と書いておく。

人は「○○して下さい」と言われないとなかなか動けない

人に訴求する時、「私のチラシで解決できます」と言ったところで止まってないでしょうか。「お問い合わせ下さい」の一言を添えましょう。
最後のひと押しとして「○○して下さい」という言葉があるのと無いのでは、CVRが全く違う。

「営業が不安ならフォローしてください」

僕のプロフにもこう書いてある通り、訴求の最後には、必ず「して欲しい行動を促す言葉」を添えることです。

「交流のための交流」をしない

さて、「機能的価値」でお客様の役に立つアカウントを作るのは、これでできると思います。

お客様の悩みを吸い上げ、マインドマップにバンバンまとめていく。あとはそのマインドマップを見ながら、1日に3ツイート以上定期的に発信する。


「この人いつもいるな」と思われる程度に発信することですね。

で、同時に、自分の見込み客になりうる人に、いいねやコメントをなるべく送って、「知り合い」レベルになっていく。「知り合い」になることで、「そういえばあの人デザイナーだったな。相談してみようかな」と思われやすいです。

ちなみに、SNS運用をしていると結構陥りがちなのですが、「見込み客以外」と交流するのは、全く時間の無駄なのでやめましょう

つい「交流のための交流」をしてしまいそうになりますが、そういうのはプライベートアカウントでやるべきであり、営業用・ビジネス用でやるべきではありません。

「なかよしになる」のが目的ではなく、あくまでも「人の役に立ち、尊敬されて、仕事を依頼してもらう」のが目的です。

「感情的価値」を訴求するタイミング

さて、機能的価値で「役に立つアカウント」になれたら、次は「感情的価値」を取りに行くことです。

機能性だけをずっと追求していくと、あなたは「お役立ちbot」のようになります。

確かに役に立つけど、それだけ、というアカウントです。

そこに一定以上の尊敬を集めることはできないし、ポジションもなかなか取れていきません。

ここで「一生懸命役に立つ情報を渡しているのに、私はなぜあの人みたいに人気が取れないんだろう」と思うタイミングが来ます。

ここが「感情的価値」が必要になるタイミングです。

勘違いしないでもらいたいのが、「機能的価値」を感じてもらえてない最初から「感情的価値」を訴求していくと、ただの「お友達」としてしか認知されなくなります。

あなたは、ただのお友達に、お金を払ってものを教えてもらいたいと思いますか?

ビジネスをしたくば、「自分の役に立つ人」「近くにいれば自分の得になる人」「必要で手放したくない人」になること。

その上で「感情的価値」を訴求していくのです。

感情的価値のとり方

僕はこれを「共感」、「先導者」、「新しい気づき」の3つで定義しています。

1.共感

この人は私と同じ」という気持ちです。


例えば、同じ猫好き、同じ野球チームが好き、同じアーティストが好き。同じ曲が好き。故郷が同じ、出身校が同じ、同じ恐妻家、同じ離婚経験者、など。


これらは黙っていたのでは何も伝わらないので、意識して相手に伝えること、発信することで、同族・仲間意識が発生し、他の人より一歩抜き出た価値が生まれます。

2.先導者

この人の目指すものが好き」という気持ちです。


世界を変えるなど、会社理念や事業理念、その人のポリシーやこだわり、生き様などに憧れると、感情的価値が生まれます。


直接自分の得にはならなくても、応援したい気持ちになり、自分の夢を託すように、その人の活動を支援し、見守るようになります。政治家、インフルエンサーやクラウドファンディングはこれです。

3.新しい気付き

「ずっとAだと思っていたものが、実はBだった」と、自分の思い込みが変わることです。次で詳しく解説します。

新しい気づきとは

人は、自分が今まで全く考えてもいなかったことや、間違った思い込みを正してもらうなど、他人の言動によって新しい気付きや価値観の刷新が起こると、それに感動してその人に強い感謝や好意を抱きます。

それが重なると、尊敬に変わっていきます。

僕は、マーケティングを初めてならった時、その体系化された技術と学問に、非常に感銘を受けました。
考えてみれば当たり前のことなのに、そのことになかなか気づけないんですよね。

マーケティングを教えてくれた人に対しては、僕も未だに尊敬と感謝をしています。

あなたにもそういう経験があるのではないでしょうか。

「新しい気付き」は、些細な事で構いません。

例えば

「Twitterのフォロワーが1万人いないと稼げない」

こう信じて、ひたすらフォロワーを頑張って集めている人に対して、

「Twitterのフォロワーなんか数百人いれば、月に10万くらいなら余裕で稼げる」

と教えてあげる。そしてそのロジックを説明し、実際に稼いで見せる。あるいは「相手にアドバイスをして、実際に稼がせてしまう」。
これをすれば、間違いなく価値観の変革が起きます。

もうその人は、あなたなしには生きていけない状態になるでしょう。

「あなたがいなくては困る」という状況を、いかに作り出せるかがSNS運用の骨子です。

なぜ、あなたはその専門分野で活動しているのか

人は、あなたの実績を見て「この人の実績を見た。クオリティも高いし、この人に頼もうかな」と思っても、なかなかいざ「頼もう」と決めることができません。


商品が買われない原因の正体が「知らないから怖い」だということは、今まで他のコンテンツでも再三説明してきましたよね。

なので、そういう人に向けて、「自分がなぜWEBデザイナーをやっていて、なぜその分野を選んだのか」をじっくりと語りましょう。

いきなり自分のことを語っても誰も読みませんが、作品や情報発信に興味を持ってくれたあとならば、むしろどんなに長くても読んでくれます。

自分の業界の、クオリティの高い数々のデザイン実績

「この人いいかも」(認知と興味)

自分や業界の悩みを解決する、役に立つ情報

「この人、私の業界をすごくよく知っている」(信頼)

あなたがその専門分野である理由を語る

「なるほど、この人は信頼できそうだ。よし、この人に決めた!」(行動)

あなたの「なぜ」を語ることで、この流れによるお客様の信頼の獲得を狙うことができます。

フォロワー数は30人でも素晴らしい

SNSはフォロワーという絶対的な指標があるため、これが少ないとあまり「凄そう」に思われません。


ですが、今まで解説してきたように、【明確な見込み客】をターゲットに運用をしていけば、30人のフォロワーであっても、十分な反応が得られます。

自分の見込み客がフォロワーにいるかどうかは、アカウントを数ヶ月運用して、ある程度フォロワーが集まったあと、「アンケート」を取るとわかります。

「私に期待していることは次のうちどれですか?」
「今度無料の企画をしたいと思うのですが、どれがほしいですか?」

こんなアンケートを定期的に取ってみて下さい。

見込み客がフォロワーにいない人は、仮にフォロワーが1000人以上いても、「アンケート」を取ると回答が一桁だったりします。

僕のノウハウをしっかり実践して、見込み客を丁寧に集めていけば、30人のフォロワーでも二桁のアンケートの回答を得ることができるでしょう。

そして、仮に一桁でも反応が取れているなら、その反応をくれた人のためにがんばって発信をすることです。たとえ1人でも、僕はその1人のために発信します。

発展テクニック

今までの章で、基本テクニックは終わりです。ここからは、更に発展的なノウハウを解説していきます。必要に応じて読み、自分の運用に取り入れてください。

総合点で勝負し、ポジションを取りに行く

WEBデザインのSNS営業のコツですが、SNS運用は「総合力」です。

ネガティブなことは言わない
自信のない素振りは見せない
お客様に関係のないことはあまり言わない
常にお客様から見た自分を意識して発信する
常に意味がある発信をする
自分で「なるほど」と思ったネタを発信する
内輪受けの話題をしない
自己開示も1割2割は入れる
自己開示も「お客様が関心の有りそうなこと」に限定する


このあたりの原則を守れば、細かい発信については必要以上にビビる必要はありません。
例えばちょっとずれた発信をしてしまっても、他の発信で十分取り返せるし、多少減点されても総合点で勝てばいいのです。

一つの投稿が、ある人にとって加点でも、ある人にとっては減点だったりする。それはもうマス(群衆)に発信してるんだから避けて通れないことです。

なので、重要なのは、【常に同じターゲットに向けて、同じ方向、同じ主張を一貫すること】
これをすれば、減点はめったにされない、加点を取れる人ばかりが集まってくる。
それが「ポジションが取れる」ということ。

「ひとつのターゲットに向けて一貫した発信をする」

これが、例えば「今回の発信は趣味のこと」「今回の発信は育児のこと」「今回はサラリーマンにむけて」とかやってしまうと、加点と減点が拮抗してしまって、結局誰の支持も得られないアカウントになる。

リムーブとブロックの考え方

リムーブやブロックは、「自分と合わない人が離れてくれた」と思いましょう。これは喜ぶべきことです。フォロワーの数を求めず、実際の見込み客の数を意識すること。

そして実際の見込み客が数人でもいるなら、発信は続けていい。その数人を大切にコミュニケーションを取ること。メッセージしてもいいし、コメントや交流をしていく。

僅かな「見込み客」と丁寧にコミュニケーションを取ることで、僕もここまで来ました。

フォロワー数について

僕はフォロワーは1000人もいれば今程度の実績は出せると思っている。

ここまで来たら、もう今の自分のアカウントを潰して、本当に着いてきてくれる人だけ連れて別のアカウントに引っ越してもいい。

ただ、数が無意味だとはいいません。SNSにおけるフォロワー数は、明確な権威性を示せる、影響力を生むための一つの重要な要素です。

SNSをやってる限り、フォロワー数は重要ではあるが、別に何万フォロワーのインフルエンサーを目指さなくても、仕事は取れるし十分なポジションは構築できます。

界隈の有名人には、自ら近づく

あと、自分の専門分野におけるインフルエンサーや有名人とは、積極的に自分から接触をしていきましょう。
僕はいつもコンサルメンバーには「末端を個別に口説くのではなく、大本を口説け」と言っています。

界隈のリーダーに、「ファンです」と接触して、その人の発信をしっかりと読み、コンテンツを出してるならそれを受け取る、買う、実践する。そうやってじゃんじゃん「購入者」として接触していき、信頼を得ていくこと。

あまりでかい人は相手にされないでしょうが、マイクロインフルエンサーレベルならすぐに懐に入れる。

僕はそうやって、情報起業家の何人かに接触して、そこからコンテンツ販売界隈での人脈を広げていきました。

それで起業家の方たちと繋がり、2万のバナーから30万のサイト、LP制作まで、案件につなげることができている。インフルエンサーではないが、確かな実力者を探すのがいいですね。

マイクロインフルエンサーの信頼を取れ

SNSで案件を取るためには、自分の専門分野において、ある程度有名なマイクロインフルエンサーを探す。


できれば、コミュニティのトップがいいです。そしてサロンやスクールなどをやってる方、これからやろうとしてる方がいい。あと、何より大切なのは「自分が心から尊敬し、応援したい人」にするべき。

この人に「私はあなたのファンです。あなたの発信している◯◯を読ませていただいたので、感想を伝えたくてDMしました」と切り出す。嘘はだめですよ。本心からこれを書ける相手に送るのです。

そして、その人の発信の隅々まで読まないと書けないレベルの、熱意の籠もった感想を送ります。最初はこれだけ。

これは「返報性の原理」を狙っています。返報性の原理とは、「誰かに何かをしてもらったら、お返しをしたくなる心理法則」です。

そして返事が返ってきたら、2通目か3通目でこう続けます。

「私はあなたに共感し、心から応援したいと思っています。実は私はWEBデザイナーなのですが、もしよかったら、あなたのWEBサイトを作らせていただけませんか。もし作らせていただけるなら、大変名誉なことなので、全力でやらせていただきます!お代はいただかなくてもいいです」

この手段で「コミュニティのトップ」にオファーをします。

送られた側としては、無償であること、自分のファンからの申し出であること、自分に全くリスクがないことで、高確率でこのオファーを受けてくれるでしょう。

僕の予想では、7,8割は受けてくれるのではないかと思っています。
そして、SNSで活躍されている方の中では、オフィシャルサイトを持っていない人はかなり多いです。大体が公式LINEやインスタ、YouTube、リットリンクなどでお茶を濁しているパターンが多い。

なので、「なぜオフィシャルサイトが必要なのか」を語って下さい。

オフィシャルサイトの必要性

オフィシャルサイトは、息の長いビジネスを構築するための、お客様に対する信頼構築には絶対に必要です。ご自分の活動をまとめておく場所。コンテンツを俯瞰的に網羅できる場所ですね。

何よりも「ファンである私自身が、あなたのオフィシャルサイトを見たいと思っている」ということを言えばいいです。無料で作る大きな理由になりますよね。

このノウハウは僕が考案したものなので、教えてる人は誰もいないです。

コミュニティトップのサイトを作らせてもらえることになったら、全力で「期待値超え」をしていきましょう。
無料でやらせていただくとはいえ、絶対に手抜きをしないように。
ここの仕事のクオリティが、今後のあなたの人生を決めます。

なぜコミュニティトップを狙うのか

なぜ、「マイクロインフルエンサー」や「コミュニティのトップ」をターゲットにするのか。

勘のいい人は気づいていると思いますが、その人の確固たる信頼を勝ち取ってしまえば、その人を師匠としているコミュニティのメンバーの案件が、今後すべて取れる可能性があるからです。

狙うべきは、コンサルを生業としている人。マーケターやコーチ。スクールや教育ビジネスをやってる人。コンテンツ販売をやってる人など。

彼らのクライアントは、確実に我々のターゲットになりえます。そして、師匠が「ホームページはこの人に依頼すれば間違いない」と一言言ってくれるだけで、選択肢はほぼあなたに絞られるのです。

実際にこの戦略を実行してうまく行ってる人が、僕のコンサルメンバーに複数人います。
再現性は抜群なので、ぜひ試してみて下さい。

具体的な例としては、メンバーさんがこの戦略をもとにして、インスタでピアノ教室の経営コンサルタントを落としたことです。メンバーさんのデザインをとても気に入られ、その人に信頼されてしまいました。

それからというもの、その経営コンサルタントのクライアントのピアノ教室の案件が、その人を通じて毎月2件ずつくらいとれていました。今は案件が処理しきれずに、こちらの都合でストップしているほどの人気です。

まとめ

WEBデザイナーのためのSNS運用はわかったでしょうか。

この前提条件としては、やはり「クオリティの高いデザインサンプル」が最低3つほどあるべきです。

できれば実績が欲しい。そしてそれは「無料でオファーして獲得」するのもいいでしょう。

ただ、クオリティが高いサンプルがあれば、初回からお金を取って制作することも十分可能です。

我々フリーランスのお客様である、中小企業や店舗のオーナーは、ポートフォリオに並んでいるサイトが「サンプル」なのか「実案件サイト」なのかなんて、それほど重視しません。あなたが「◯◯専門」で、自分の業界の専門知識を持ってる方がよほど重要だし、信頼できる要素です。

もちろん実案件のほうがいいに越したことはないですが、要は「プロとして問題のない完成度だ」と、お客様に納得させることができればいいんですから。

お客様は「最先端のWEBサイト」を求めていませんし、ワードプレスのオリジナルテーマができなければプロじゃない、なんて全く思っていません。

テーマやテンプレをもとにしてもいいし、奇抜さは無くても、オーソドックスな見やすいデザインができればいい。

自分が欲しいWEBサイトが、ちゃんとオープンして、問題なく運用していくことが目的です。

自信を持っていきましょう。

次からは、以前X(Twitter)で200を超えるブックマークをもらい大好評遭った「SNS集客テンプレート」を付録としてお付けします。

適宜追記修正をしているので、「完全版」です。

【付録】WEBデザイナーのための、SNS集客テンプレート

ライバルだらけのクラウドソーシングを一切使わずに、SNSから直で「ぜひあなたにサイトを作って欲しい」と逆オファーが来る、営業用Twitterアカウントのテンプレートを置いておきます。

僕の下剋上ロードマップを読んだ前提でお読み下さい。

【大切なポイント】

1.下剋上ロードマップを実践し、専門分野を定める

2.お客様になりうるターゲットの人物像を輪郭までくっきりと想定する

3.すべてそのターゲットが見ることを意識して設定する

4.ターゲットに定めた人物の、悩みを解決することをアカウントの至上命題とする

5.必ず「勉強/プライベート用」と「営業用」はアカウントを分ける

【ヘッダ】

デザイナーらしいおしゃれなもの or 自分の作品/実績ゴリゴリに並べたもの
意味のないヘッダは置かない。コピーもしっかり考えること。
コピーなしでも別にいい。ダサいヘッダを置くくらいなら単色ワンポイントとかでもいい。

【アイコン】

他人と識別されやすいもの。覚えてもらいやすいもの。

原則的に人の顔(目)がある方が記憶に残りやすい。

美人/美男、あるいは誠実そうな外見の人は顔出しも信頼を取れる。

後ろ姿の写真を使うくらいなら、イラストの方がいい
(よほど特徴的な髪型出ない限り、後ろ姿は見分けがつきにくいため)

横顔はオシャレ感、強者感出るからあり。

【名前/プロフ】

・自分の専門分野の宣言

・文字数いっぱいまでちゃんと書く

・「あなたのためのアカウントです」とターゲットを名指し

・ポートフォリオ、またはポートフォリオLPを必ず作っておく。

・他のデザイナーとの差別化/自分の必殺技

・実績があるひとは実績(数字を使う)

・実績がない人は「サンプルデザインを必ず毎日1つ掲載」、「デザイン千本ノック」など、「普通の人が真似できないこと」をやり続ける宣言。
(当然、有言実行しなければ信頼されない)

【ツイートテンプレート】

・どんなデザインができるのか(画像ツイート)

・作品の言語化(画像ツイート)

・そのデザインの意図、意味(画像ツイート)

・制作実績と、お客様から頂いた感想のキャプチャ画像(画像ツイート)

・お客様に感謝されたエピソード/ストーリー

・得意なデザイン/ジャンル

・デザインのプロ知識を、素人にもわかりやすく伝える

・デザイナーとして何を大事にしているか(即レスや、納期厳守など)

・なぜデザイナーになったのかのストーリー(理念や信念、ポリシーなど)

・自分のスキルでお客様に何を提供できるのか

・お客様に、どんな理想の未来を見せることができるのか

・お客様と共に、どんな世界に行きたいのか

・他のデザイナーでなく、自分を選ぶべき理由

・他のデザイナーになくて、自分が持っているもの

・自分がビジネスをしているうえで褒められたこと

・自分のビジネスの失敗談と、その反省を生かしてしていること

・自分がビジネスで成し遂げたい夢

・どんなデザイナー、どんな人物に憧れているか。

・5年後、10年後の自分の明確なビジョン

【どんなツイートをしてはいけないか】

一言でいうと、「お客様になりうるターゲットが、関心を持てない内容」はツイートするべきじゃない。

・愚痴
・空リプ
・他人の悪口
・体調ツイート
・凹みツイート
・その他ネガティブツイート
・察して/構ってツイート
・ターゲットの共感を呼べない日常ツイート
・ただの独り言
・作業報告
・個人的な趣味や嗜好のツイート

ただし、「ターゲットの共感を取れそうな日常ツイート」であれば、たまにするのはあり。

その他注意事項

営業用アカウントは、しっかりターゲットを絞って、真面目に3ヶ月運用すれば、300フォロワーも集まれば十分継続的に案件は取れていける。

30フォロワーでも案件取れる。

最初のうちは、相手からのフォローは待たず、「こちらからフォロー」をしていく。

また、相手からフォローが来たら、その人のプロフィールを見て、「ターゲットだ」と思ったら、自分からコメントやいいねをして絡みに行くのもおすすめ。

営業はしない。あくまでも「共感して、相手に認知される」事が重要。

ターゲット以外と仲良くなる必要は一切ない。フォロー返しもしなくていい。そこはビジネスとして割り切る。

「お付き合い」とか「なれあい」は一切不要。

重要なことなので重ねていうが、「仲良し」はお客様にはならない。

フォロワーを数として見ず、1フォロワーをひとりの人間として捉え、「一人ひとりと丁寧に付き合うこと」が必須。

30フォロワーってしょぼいと思うだろうが、「学校ならクラス一つ分」の人間がいるということ。

そこに一人ひとり向き合ってたら、必ずひとりくらい本当にお客様になってくれる人がいる。

これを元にあなたも、今日から「営業用アカウント」を作って、運用を始めてほしい。

2023/11追記分

■SNS発信の文章の型

文章には”型”があります。マニュアルには「どんなことを発信すればいいか」のテンプレートは伝えましたが、どのような文章を展開すればいいかまで伝えていなかったので、そちらを解説します。

1.悩みの指摘 ex)こういう悩みがありませんか
2.解決策の提示 ex)こうすれば解決しますよ
3.自分のサービスの提案 ex)私は悩んでいるあなたにこんな事ができますよ
4.具体的な行動の要求 ex)フォローしてください。DMください。通知オンにしてください。

コンサルメンバーさんに運用させたところ、1,2はみんなだいたいできているが、3,4ができていないです。


3と4について、詳しく解説しましょう。ついでに1,2もおさらい。

1.悩みの指摘

まず1で「ターゲットの名指し」を行います。もう飽きるくらい聞いているでしょうが、この1行目を読んだ人に「これは私のことだ!」と思ってもらい、「ハッ」と脳みそを醒ましてもらうことが目的です。

例えば、メール営業法を解説するポストを作るとき、「どんなに営業メールを送っても案件が取れないあなたに秘密の方法を授けます」と1行目で呼びかければ、実際その状況になってる人が「私のこと?」と振り向いて、その下をしっかり読んでくれる。

これが、ただ単にいきなり「メール営業とは・・・」とか語りだすと、誰に向かって言ってるかわからないから、誰の目にも止まらない。いくらいい内容を書いてあっても、素通りされます。
これができていない人がまず多い。

2.解決策の提示

振り向かせてから、解決策の提示です。
ターゲットにわかり易い言葉で、しっかり最後まで解説してあげて下さい。
たまに、「これを知りたい人はLINEに登録してね」とかで、情報を全部出さない人を見ますが、それをするのはあくまでも「アカウントが認知されたあと」です。

反応がある程度取れるまでは、LINEの登録リンクを出しても、よほど得する情報でも無い限り、ほぼ登録されません。
それこそ、「3日後に必ず100万あなたの口座に振り込まれる方法(合法)」くらいのインパクトがないとだめ。

そして、そんな言葉で仮に釣ったとしても、お客様はその情報がほしいだけで、「あなた自身に対する信頼」は全く無いため、その中身が期待外れだったらすぐにブロックされます。(期待に応えられれば一気に信頼は得られるのですけどね)

なので、LINEに誘導したければ、まずとにかく「あなたのLINEが読みたい」と、あなた自身の価値を知らせる必要があります。

そのためには、悩みの解決策であるあなたの持ちうる情報をすべて「全出し」すること。そしてそれを「宣言」することです。

占い師専門WEBデザイナーなら、

「私はその辺のなんちゃってマーケターとは違い、出し惜しみをせず、未経験の占い師が稼ぐための情報を、一ミリも隠さず出します。」

こう言えば、肝心な情報が隠されていると思っている占い師がフォローしてくれますよね。

3.自分のサービスの提案

解決策を提示して終わっていると、「あー役に立ったな」と思われて終わりです。
それは、行く先の途中に立ち寄ったコンビニみたいなもの。コンビニってすごく便利ですけど、その店員さんに感謝したり、その店員さんを覚えたりしないですよね。「どこのコンビニで買った」なんてこともすぐに忘れる。

あなたが有益な情報を呟いても、1と2だけで終わっている限りは「道中のコンビニ」どまりで、リピートしたり、わざわざそのコンビニに向けて出かけるようなことはないのです。

特に今はSNSのアルゴリズムが優秀になりすぎて、「フォローをしていない人でも、あなたに関心の高いと思われた情報はタイムラインに表示する」ということが頻繁に起こります。
フォローするとかしないとかあまり関係がない。だから、「いつもタイムラインに出てくるからてっきりフォローしてると思っていたけど、実はしてなかった」みたいな人が大量に出てくる。
フォローしなくても欲しい情報が手に入りやすい反面、発信者としてはなかなか読者が定着してくれないという側面もある。

僕も、とあるアカウントがいつもタイムラインに出てくるからフォローしたつもりになってたけど、実はフォローしていなかったということがよくあります。
そういう人は、自分が見る発信の傾向やアルゴリズムが変わると、いつの間にか一切表示されなくなる。

「あれ、あの人最近見ないな。発信やめちゃったのかな」と思って検索かけると、普通に毎日発信していて、そもそも自分がフォローしていなかったというケースですね。

あなたもそういう対象になる可能性がある。

■道中のコンビニアカウントにならないために

そんな、「道中のコンビニアカウント」にならないためには、「自分のサービスの提案」を常にし続けること。

「役に立って終わりではなく、その先がある」ということを、ひとつひとつの発信の末尾につけるのです。

「こんな情報はまだまだ大量にありますので、ぜひフォローしてくださいね」
「あなたを売れる占い師にするのが私の使命だと考えています」
「私はあなたの成功までのロードマップのような存在でありたいと思っています。フォローして発信をお待ち下さい」

当然ですがWEBデザインの必要性も訴求もします。ここはマスターバイブルの「ツイートテンプレート」を見て下さい。
ホームページの役割、なぜホームページが必要なのか。これがサービスの訴求になる。
チラシが作れるならチラシの訴求。パンフレットが作れるならパンフレットの訴求をしていく。
「役に立つ情報で終わらない」ということを心がけて下さい。

■”深み”を持たせること

この人ちょっとすごい。自分に有益なたくさんの情報やスキルを持っている。この人について行けば、私自身が変われるかもしれないという期待を持たせて下さい。

そのために前述のような「はるか先のビジョン」を見せるのです。

目先の問題の解決だけではなく、もっと先の「幸せな未来のイメージ」を語ってあげて下さい。そして、私はそこにあなたを連れて行くことができる、と断言することです。

■そんな自信を持てない場合

今話したことを意識しつつ、実績を積んで下さい。ひとつバナーデザインを受注し、納品できたとする。
あなたのバナーはお客様にどんな未来を見せることができましたか。

バナーを一つ納品しただけでも、そのバナーによってお客様に何を与えられたかを考えて下さい。

「自分が儲かった」ではなく、「お客様にどんなメリットを与えることができたか」です。

例えば「商品の魅力をエンドユーザにより伝えることができた」
「今までにないトンマナのアプローチにより、新たな顧客層を開拓できた」
「コピーを提案したら、それが採用された」
「お客様の想像以上にビジュアライズすることができ、感動してもらえた」
この情報をお客様からもらい、意識して貯めて下さい。

これらはすべて、次のお客様に「あなたが提供できる少し先の未来」です。

これは、あなたがひとつずつ実績を積むごとに、より遠くの未来まで語ることができるようになります。あなたのデザインや、あなたの作ったサイトによって、最終的にお客様がどうなったのか。
お客様が少しでも増えたなら、「私のデザインは、お客様を増やすことができる」と言っていい。
より多くの人に知ってもらえたなら、「私のデザインで、あなたの商品はより多くの人に知ってもらえます」と言っていいのです。

■アンケートを取ること

納品後は必ずアンケートを取った方がいい。僕のコンサルメンバーのマッキーは、GoogleMapに自分のデザイン事務所を登録し、MEO(マップ検索エンジン最適化)対策として、クライアントにサイトを納品するたびに、そのデザイン事務所への口コミの登録をお願いしています。

これはグーグルマイビジネスに登録すればあなたもできるようになるので、オフライン営業に力を入れる場合は非常に有効な施策です。MEOはSEO以上に今効果のある集客方法とも言えるでしょう。

MEOをせずとも、納品後のアンケートはなるべく取るようにしましょう。その書式やフォームも用意しておくといいです。アンケートをもらうと自信になりますし、あなたも「お客様へ渡せる少し先の未来」を語れるようになる。

制作物の実績だけでなく、「自分がお客様にどんな素敵な未来を見せられるか」という、お客様が自分の未来の幸せなイメージを持てるような情報を意識的に取得しておき、SNSの集客、そして次のお客様への営業の際に、何度もそれをアピールすることが重要です。

4.具体的な行動の要求

さて、ここも何度も言っていますが、自分が悩んでいるお客様に何ができるかをしっかり伝えたあとは、お客様に求める行動をしっかりと伝えて下さい。

  • フォローしてください。
  • 通知オンにして待っていて下さい。
  • 楽しみにしていて下さい。
  • 私のポストを遡ってみて下さい。
  • このレターを読んでみて下さい。
  • いいね、ブックマークをよろしく。
  • 何かスタンプを一つ送って下さい。
  • お気軽にお問い合わせ下さい。
■なるべく具体的に言う

お客様は、超ビビリです。ハムスターか何かだと思って下さい。
問い合わせたいな、とか、この人に頼みたいな、という気持ちが多少あっても、なかなか問い合わせる行動を起こすことができません。なので、こちらから、「あなたどんな人で、どんなことを頼んできても、私はウェルカムだよ」ということを伝えること。

  • サイトのご用命、SNS運用のことなど、少しでも悩んだり迷ったりしているようでしたら、いつでもお気軽にDMにてご相談下さい。
  • どんなにITについて知識がなくても問題ありません。
  • 「こんなこと聞いたら馬鹿にされるかな」とか思っても、私は絶対に馬鹿にしません。
  • 夜中でも私は気にしませんので、DM下さい。

こうやって、相手の不安に思うことを先回りして想像し、全て「大丈夫だよ」と許容してあげること。
これを読んだ人は、安心してあなたに相談してくれたり、DMを送ってくれたり、リプをしてくれたりするでしょう。
大事なことなので再度言いますが、SNS集客においては、

「思ってるだけでは伝わらない。当たり前なことを、しつこいくらいに”わざわざ言う”」

ということを常に心がけて下さい。

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