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切り捨てる勇気|専門特化してあなたのポジションを確立せよ

マーケティング施策
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僕は下剋上ロードマップで「初心者はまず専門特化をしろ」と言っています。


そして「あなただけが選ばれる理由を作れ」と。

ここで、マーケティングの4つの原則をおさらいしてみましょう。

1.誰の
2.どんな悩みを
3.どのように解決し、
4.なぜあなたじゃなければいけないのか

この4つの項目を埋めることが、市場であなたのビジネスを軌道に乗せる最低条件です。

この話については「弱者のためのブランディング戦略」で詳しく解説していますので、ぜひそちらも参考にしてください。

この4つめ、「あなたじゃなければいけない理由」を作るために、実績の少ない駆け出しWEBデザイナーにとって最も効率的な方法が「●●専門WEBデザイナー」を名乗ることです。

そして、その条件は極めて「相対的」なものです。


ライバルがいなければ「何でも作ります!」でいいんです。


戦わなければいけないライバルがいればいるほど、狭い領域に専門特化をすることで「あなたを選ぶ理由」を作れるのです。

ただ、僕のこのノウハウを渡しても、専門特化ができない人がいます。

これは「捨てる勇気を持てないから」です。

専門特化するということは、「他のすべての案件を捨てる」ということです。
あなたが「ピアノ教室専門WEBデザイナー」を名乗った途端、一般企業のホームページの依頼は、その市場では来なくなります。


「専門分野を限定しちゃったら、他の案件が取れなくなりますよね。全部作れると言って集客したほうが儲かるんじゃないでしょうか」

このような質問がたまに来ます。

では、そのあなたに聞きますが、限定してなかった今まで、その「他の案件」は来ましたか?

来ているなら問題ありませんが、全部作れると言ってもお客様が来ていないから「限定しろ」と言っているのです。

断言しますが、限定しないままでぼやけたターゲットにぼやけた営業をしていても、ずっと他の案件も取れることはありません。

それは、残酷なようですが、お客様にとって「あなたを選ぶ理由」が何も無いからです。

しかし、この「専門分野以外を切り捨てる」というのは、少しだけ抜け道があります。すべてを切り捨てる必要はないです。

というのも、「専門分野」というのは「いくつかを並行して攻めることができる」ということです。

当然一つに絞ってフルコミットをした方が、その市場が当たりであったときに成功は速いのですが、市場には「当たり」と「はずれ」が明確にあります。そしてそれは攻めてみなければ分からない。
だから、攻める前に市場リサーチをします。


リサーチのやり方ですが、自分が「これならできそう」と思える、興味のある分野をまずは書き出します。


次に、「それを専門としているデザイナー」がいるかどうかをリサーチする。


これはおそらくいないので、「その業界専門で生きてる人が儲かってるかどうか」を見る。一つの指針としては「Googleアドワーズ」です。


例えば「中古車」で検索すると、Googleの上位に広告がたくさん出てくる。広告がたくさん出ている業界は、儲かっています。最も単純に「金が回っている」という基準になる。

ただ、全く広告が出てない分野はダメなのかと言うと、決してそうではない。


「ピアノ教室」は検索すると全く広告が出ませんが、僕のコンサルメンバーは安定して月に20-40稼げています。

どんなニッチな市場にも、ひとりの個人事業主とその家族が潤うほどの金は十分回っています。大企業が大勢の社員を抱えて攻め込むには小さな市場でも、我々には十分成功できる市場となる。

大企業が入ってこないニッチな市場だからこそ、フリーランスが生きれるとも言えます。


僕ら個人事業主、フリーランスがどこにポジションを取るべきかという話をします。

結論から言うと、「ニッチ市場」に参入するべきです。

ニッチャー戦略というものがあり、コトラーという偉い人が提唱したマーケティング論です。

コトラー教授は、企業の競争上の地位を「リーダー」「フォロワー」「ニッチャー」「チャレンジャー」の4つに分類し、それぞれの地位に応じた戦略を取ることが望ましいとしている。

「ハンバーガーショップ」を例に挙げてみましょう。

ハンバーガーショップの構図

リーダー(全方位戦略):マクドナルド
チャレンジャー(差別化戦略):モスバーガー
ニッチャー(集中化戦略):佐世保バーガー
フォロワー(模倣戦略):なんの特徴もないハンバーガー屋

図引用:中小企業診断士Kのブログ

スタートラインはみんなフォロワーです。強者のマネをする。

ニッチャーは「集中化」、つまり専門特化を行い、ターゲットを絞ることで小規模でも生き残れるポジションを取ることです。

あなたはフォロワーから、ニッチャーになることを目指すべきです。


ニッチ市場が我々の活躍できる場所なのは分かりましたでしょうか?


マクドナルドにもモスバーガーにもならなくていい。佐世保バーガーになりましょう。
佐世保バーガーは、そのような集中化戦略が上手くいって、全国区でもメジャーな存在になりました。

専門分野はいくつ作ってもいい

で、ここからが肝心なのですが、この「専門分野」は、いくつか並行して作ってもいいということです。

どれが当たるかわからないのであれば、とりあえず全部をやってみるのです。

あなたが仮に、

「ピアノ教室」「葬儀屋」「カフェ」

このあたりで迷ってるとします。

であれば、全部をまずココナラに出してみて下さい。バナーは変えて、出品の文言はほぼ同じでいい。

ぶっちゃけ、ココナラで専門分野を絞って出品すると、毎日のアクセス数は0-2、多くて4程度。
これで「全く売れる気がしない」と言ってみんなやめてしまうのですが、それが誤りです。

いいですか、良く考えて下さい。
「ピアノ教室専門」と銘打ってる出品をわざわざ開く人が、多ければ4人いるってことですよ?

僕が指導したココナラゼロイチ戦略の獲得までの平均PVは、たったの「12」です。

下手したらアクセス数たったの4で獲得できたパターンだってある。


平均でたった12回出品画面が表示されただけで、一人購入者が出るのです。
こう考えると、希望が湧いてワクワクしてきませんか?

ココナラというのは常に、WEBサイトを【お金を払って誰かに頼む】という意識を持った人間しかいません。いわば「いますぐWEBサイトが欲しいという超濃い見込み客=いますぐ客」ばかりなのです。

だからこそ「検証する」のにもってこいのプラットフォームです。

専門分野に迷ったら、ココナラにまずは自分の専門分野の出品を3つなら3つ、全部出してみましょう。

別に一つのアカウントで3つ専門分野を掛け持ちしたっていいです。「全部専門で勉強しているから安心して欲しい」と言えばいい。


実際に、例えばプロの「俳優」でありながら、同時にライセンス持ちの「プロボクサー」である人もいますよね。

著名人によっては、肩書が2つも3つもあり、どれも専門家として有名になっている方は別に珍しくない。ビートたけしと北野武とかね。

あくまでも目的はリサーチ

あと、別にココナラから案件を取れなくてもいい。PVが伸びるかどうかを計測するため、リサーチを目的にして出品してみるのです。

そうすると、限定的ではあるが「市場の声」がPVとして見えてきます。

PV数が多いもの、または問い合わせが来たものを選べばいい。

他に疑問質問などあったら、イチのLINEか、XのDMまでお気軽にどうぞ。

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この記事を書いた人
イチ

WEBデザイナー&ディレクターとして、東京青山のブラック制作会社にて地べたを這いつくばり12年、フリーランス4年、計16年のクリエイター。キラキラWEBデザイナーとは対極のサバイバー。

昨今は一般製造メーカーのWEB&EC&システム&マーケ担当を行いながら、駆け出しWEBデザイナーの完全個別コンサルを行い、多くの”稼げる”フリーランスを排出。

制作会社の事情、フリーランスの事情のどちらも語れる稀有なマルチプレイヤー。

イチは小6から4年間不登校児だったのですが、その半生についてはnoteで書いてます。

読んだ方からは「めちゃくちゃ泣いた」「続きが気になって最後まで目が離せなかった」と大好評の恥も外聞もないノンフィクションエロ小説。お暇ならご一読ください。

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A.W.P 年収1000万WEBデザイナー養成プロジェクト AtelierRiche|アトリエリッシュ
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