WEBデザイナーは、本当に「お客様の成功を約束」しなければならないのか

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WEBサイトはきれいなだけではダメ。成果を出す、数字を作る、結果を出せるWEBデザインこそが正義。

僕はこれを3年前から言い続けているが、最近やっとこの価値観が界隈に浸透してきたように思う。

いろいろな人が言っているのを見かけるし、市場全体の視座が上がってきて、いい傾向だと思う。

ただ、この弊害として「駆け出しが成果主義を意識しすぎて、成果を出す自信が持てずなかなか動き出せない」という問題も発生してきた。

だから、それに対するアンサーを書く。

これを読めば、「成果を出すと言って案件を取ったのに、成果が出なかった場合の動き方」がわかる。

成果が出なかったのに信頼を失わず、継続して仕事を任せてもらえる方法」もわかる。

実績が少ない、実力不足を感じてるあなたでも、必要以上のプレッシャーを感じず、安心して営業や制作をしていけるはず。

ということで、さっそく解説していく。

経営者が思う「成果の出るホームページ」と、WEBデザイナーが思う「成果の出るホームページ」の致命的なすれ違い

駆け出しWEBデザイナーが、「お客様を成功させる自信がない」と、営業や制作に踏み出せない理由に、僕は「成果」という言葉に対する定義に齟齬があると考えている。

成果を出す、とはそもそもどういうことだろうか。

「売上を上げる」

「集客ができる」

「認知拡大する」

「問い合わせが取れる」

あなたはおそらくこのあたりを思い浮かべるだろう。

うん、ここにおそらく誤解や齟齬はない。

経営者も同じように考えているし、これらを目的にしてWEBサイトをあなたに依頼している。

では、どこですれ違っているのか。

それは「成果を出すプロセス」に対する解像度が、致命的にすれ違っているからだ。

プロセスってなに? どういうこと?

うん、大丈夫。順に丁寧に解説していこう。

WEBデザイナーは「初手で成功しなければならない」と考える

ココナラなどをみていると「成果を出せるホームページ」とか「売れるサイトを作ります」だとか、成果にコミットしたキャッチコピーで出品している制作サービスが多い。

自信がないあなたも、「それが言えたら苦労しねえよ」と思ってると思う。

では、なぜ言えないのだろう。

まずひとつの理由として、「売れるサイト」「成果を出せるホームページ」を「どうやって作るのか」が分からないからではないだろうか。

ということはつまり、これに答えられればあなたもそれを作れるし、あなたも「売れるホームページを作ります」と言って営業できるということ。

これについては、今回のテーマからはズレるため、下記のコンテンツで詳しく解説している。興味があったらそちらを読んで欲しい。

失敗したらどうしよう、に対する考え方

あなたが「成果を出せます」と自信を持てないもう一つの理由は、「失敗したら責任追及される」と思っているからだろう。

確かに、何の根拠もないのに成果を約束して仕事を取るのは、ただの詐欺だ。

糾弾されるし、その責任を厳しく追求されることになる。想像するだけで恐ろしいよね。

きっと、今「売れるホームページを作ります」「成果を出せるホームページ」と売り出してる人の中には、その根拠を聞かれたらうまく答えられない人も多いのだと思う。

でもこうやって、やれもしないことを大言壮語で言って仕事を取っている人。

そういう人は、確かに最初の仕事は取れるかも知れない。

しかし、「売れる」とか「成果」を出す具体的な根拠も戦略もないわけだから、制作後思うように成果が出せず、お客様の期待値を超えることができない。

期待値が超えられなければ、「このひとは期待外れ」というレッテルを貼られ、永遠にそのお客様の信頼を損なう結果になる。

これでは絶対に「次」に繋がらない。

僕の発信を常に追ってる人にはもう理解してるだろうが、継続的に依頼されるということは、「お客様が期待した以上の成果を出す」、つまり「期待値を超える」ということが最低条件である。

期待値を超える仕事ができたからこそ、「次はこれをお願い」となり継続案件が取れたり、「いい人がいるよ」と他のお客様を紹介してくれたりするのだ。

だから、「出来もしないことを言う」という時点で、その人はWEBデザイナーとしてはすでに詰んでいるということになる。

そして、こういう詐欺トークを展開する末路がわかっている誠実で聡明なWEBデザイナーほど、軽々しく「成果が出せるサイト制作」などとは言えないわけだ。

この問題の原因と、「ではどうすればいいのか」ということについては、極めてシンプルに説明できる。

今から一ミリも漏らさず説明するので、よく聞いて欲しい。

WEBデザイナーの多くは経営者ではない

まず、WEBデザイナーは、経営をしたことがない人がほとんどである。

だから「経営者が考える成果」がどんなものなのか、まったく理解できていない。

理解がないから、「初手で成功させなければ自分に未来はない」、「失敗したら自分は切られる」などと考えてしまう。

そして、勝手に自ら責任を感じ、必要以上のプレッシャーに潰されていると言える。

僕に言わせれば、この時点ですでに、あなたの考える「成果」の認識が、経営者とズレている。

だから、まずはその認識を矯正しよう。

今から言うことは、あなたは意外に思うかもしれない。

お客様である経営者は、多くの場合、

そもそもあなたが最初から成功できるなんて、これっぽっちも考えちゃいない」のだ。

経営者が捉える「ビジネスの成功」の認識と、視点を理解する

まず、ひとつ想像して欲しい。

それは、今事業がある程度軌道に乗っている経営者であっても、その人は最初から成功者だったのだろうか、ということだ。

あなたも事業者であるならわかるはずだが、その人も最初は一介の事業者に過ぎなかった。

そんな状態から起業し、紆余曲折あり今の「経営者」となったわけだ。

当然、初手から成功した人などごくごく僅かであり、今でこそ従業員がいたり、「社長として少なからず成功」してても、その成功の裏には、「語られない100の失敗があった」と考えたほうが自然ではないか。

事業者は自分の成功しか語らない。

だから、「他人が想像すらできない努力をし、血と汗と泥にまみれてもがいた時代」を多くの人は知らない。

そんな経験をして今の地位を築いたのが「経営者」という存在だ。

最初から成功などできるわけがない

経営者はそもそも、あなたが行う施策について、「100%絶対に成功する」などと、欠片も思ってない。

だからといって、プロであるあなたに対して、「失敗してもいいよ」とは絶対に言わないが、そもそも、事業というものは「失敗すること」が前提にあるということは、わざわざ語らずとも、経営者同士の間では自明の理なのである。

つまり、あなたが考えるよりずっと、経営者は「失敗」について寛容であるということ。

これをまずは理解して欲しい。

そりゃそうだよね。自分が、裸一貫で起業し、いろんな失敗を経てようやく事業を軌道に乗せてるんだから。

その間には、あの手この手と、様々な挑戦をおこなっているだろう。

集客や売上などが最初はうまくいかず、社長自ら、あるいは少ない社員が頭を寄せ合って色々なアイディアを出し、試行錯誤の中でどうにか起動に乗せてきたのだ。

当然、没になった企画も星の数ほどある。たくさんの予算を無駄にしてきたはずだ。

極端なことを言えば、100のアイディアを懸命にひねり出し、それらをすべて実際に試し、99回失敗して、やっと残り1つの成功にたどり着いている。経営というものは、成功というものは、そのくらい重く厳しいものだ。

それを生き抜いてきた経営者のマインドとは、「成功するまで絶対に諦めず、トライアンドエラーを繰り返すこと」に他ならない。

僕がXで定期的にポストしたり、コンサルメンバーによく言っていることと同じ。

「成功するまで諦めなければ、失敗は失敗ではなく、成功までのプロセスである」

僕がこれまで知り合った多くの経営者は、全員が全員、このマインドを持っていた。たとえ言語化できていなくても、肌感でそれを掴んでいた。

だから彼らは、9割の新興企業が3年と保たずに廃業する中で生き残ったサバイバーであり、「成功者」たりえたのだ。

お客様が本当にあなたに期待することとは

さて、経営者の視点はわかっただろうか。

ここで、では「成果を出す」と言っているWEBデザイナーに、経営者が本当に期待しているのは、果たして何かを考えてみよう。

経営者はこれまでの経験上、「100%成功する施策など、ひとつもない」と考えている。

だから、あなたが「成果を出します」と言っても、その言葉の解像度、「どのくらいの深さでそれ理解して語っているのか」については、非常に懐疑的に捉えるだろう。

下手なことを言えば、その瞬間に「薄っぺらいし何もわかっていない」と、信頼を失う。

前項で述べたが、「成果」とは、「成果が出るまでけっして諦めず、施策を打ち続けることである」と僕は言った。

だから、あなたもまずはそれを言えばいい。

「私は正直申し上げますと、100%成功する施策なんて、この世には存在しないと思っています。それこそ”やってみなければわからない”、というのが、私の正直な気持ちです」

これを前提としてまずは言う。

そしてその後で「この施策が成功する理由と根拠」を、数字と実例/具体的な事例を元に、論理的に語るのだ。

「ただし、同業他社の事例をみていくと、同じようなサイトを作り、この施策をしたらこのような成果に繋がりました。御社も同じような条件下で本施策を実行することが理論上可能です。私のリサーチした他社データに基づく試算では、御社がこのサイトを作り運用することで、半年の間に概ね10%から20%の売上アップが見込めます」

このように伝える。

これは、根拠なく「絶対に成果がでます」とか言うよりも、ずっと経営者の心に響く。

ここで、あなたに便利な言葉を教えよう。それは「確度」という言葉だ。

かく‐ど【確度】 の解説

確かさの度合い。確実さ。「—の高い情報

ビジネスシーンでは割と頻繁に使われるので、知っている人も多いと思う。

「非常に高い確度で、この施策は成功させることができるでしょう」

これは「失敗する可能性がある」ということを暗に含んでいるので、失敗したときの保険をかけることができる。

保険をかけつつも、「成功する可能性のほうがずっと高い」という、前向きな印象を相手に与えてくれる。

こういう切り口で「成功」を語れば、経営者は、あなたのことを「この人は事業や経営のことがよくわかってる」と思い、あなたに仕事を任せる気になるだろう。

成果がでなかった、失敗したときにどのように動くか

次に、失敗したときの対策を教えていく。

あなたがそのお客様のために全力にリサーチし、戦略的にペルソナを定め、コンセプトやCTAを明確にし、全力で「成果を出せるホームページやLP」を作ったとしても、想定通りに結果が出ないことも多いだろう。

予定した成果が出せなかったときに、どう言えばいいか。

どうすればお客様の信頼を失わずに済むか。

勘のいい人はお気づきだろう。

答えは2つある。

1つ目は「成果が出なかった原因の分析結果」を理路整然と報告すること。原因がわからないのではお話にならないが、仮説でいいので「なぜうまくいかなかったか」の理由を解説することで、十分信頼を保つことができる。

そして2つめは、「次の施策、あるいは代案」を用意し、それを失敗の報告と同時に、速やかに出すということ

ネバーギブアップ

経営者が成功にたどり着くまで絶対に諦めなかったように、あなたも成果にたどり着くまで「ネバーギブアップ」を体現していけばいい。

経営者があなたに期待していることを改めてお伝えする。

もちろん「初手から成果が出る、成功できること」が一番だが、それが難しいというのは百も承知である。

こうなると、次に期待するのは、「枯れないアイディアの源泉」として、次々と施策を打ち、目標に到達するまでPDCAを回せるかどうか、ということだ。

具体的な施策の一部を紹介しよう。いずれも僕がとある物販事業の販促で過去に行った施策である。

  • まずオフィシャルサイトを作り、集客を開始
  • MEOを施策として行う
  • ブログ記事を入れてSEOも狙う
  • チラシを作って集客を試す
  • 売れ筋商品に絞り、LPを作って訴求する
  • 季節に基づいたキャンペーン企画を作り、特集ページを組む
  • PPC広告を出す
  • Meta広告でその商圏に限定して広告を出してみる
  • 公式LINEを作り、リストマーケティングを試す

一つの事業についてだけでも、一瞬でこのくらいのアイディアは出せる。

これらの複合戦略も考えていけえば、ほぼ無限に出てくる。

このように、「失敗するのは当たり前」という前提のもと、うまくいかなかったときに、「次はどうするか」のアイディアが次々に提案できることを、経営者は望んでいる。

言い方を変えると、「成功に到達するための具体的な企画や施策」を、いかに提案し続けることができるか、である。

あなたが「失敗後でも信頼を保ち続けられるかどうか」は、すべてここにかかっている。

だから僕は、これらのひとつひとつの施策について、「WEBデザイナーの立場から提案/実践」できる具体的なロードマップとして、コンテンツ化して提供・販売しているのだ。

その視点で、僕のAWPの無料/有料コンテンツを今一度見て、気になるものはぜひ手にとって見て欲しい。

有料コンテンツ
「有料コンテンツ」の記事一覧です。

そんなに無限にアイディアを出せないよ

今までの話を読み、あなたはこう思ったかも知れない。

確かに、あなたが今実績ゼロの駆け出しWEBデザイナーであったなら、これは詭弁、あるいは至極難しく感じるだろう。

だから、「今後あなたが成長していく方向性の指針」として、この話をぜひ頭に留めておいて欲しい。

つまりは、これからあなたが勉強する、学習の軸を間違えるな、という話だ。

例を上げよう。

あなたの前には2つの道があるとする。

パターン①【デザイン力をひたすら磨く】
デザインをひたすらに極め、同業デザイナーが唸るようなハイエンドデザインを作れるようになる。

パターン②【デザイン力をそこそこに、集客施策を色々学んでいく】
デザインはそこそこに作れるレベルでいいので、集客施策をたくさん学び、自分の提案の幅を広げていく。

これはどちらが正解というものはないが、僕は「中小企業や個人事業」の市場にて、フリーランスとして年収1000万を稼いでいくのが、最も成功確率が高いと考えている。

かかる時間も、学習時間も、難易度も、最も成功に近いルートである。

その軸で考えたとき、進むべきルートは圧倒的に「パターン②」である。

その根拠を解説しよう。

デザイン力に突出するのではなく、デザインに加え、たくさんの集客施策を武器とせよ

まず、パターン①のデザイン力のみをひたすら磨いていく場合、あなたの能力は「大企業に求められるスキル」に寄っていく。

なぜなら「ハイエンドデザイン」が必要なメディアとは、大きな予算があり、莫大な広告費をかけたプロジェクトであることが多いからだ。

運営母体も大きく、たくさんの人間がホルダーとして絡んでいる。

ただし、そのような大企業は、原則的に「個人のフリーランス」を相手にしない。

最低でも法人になってなければ、飛ばれるのが怖すぎて、取引ができないのだ。

だから、大手制作会社や広告代理店に仕事を依頼し、「飛ばれるリスク」を担保してもらう。

代表的なのが、みんなご存知「電通」や「博報堂」などである。ああいう大手が、国庫から大きな予算が出る公共事業のほとんどを「元請け」している。

もしあなたにそのデザインのチャンスが回ってくるとしたら、それらの下請け会社、さらに孫請け、ひ孫請けくらいの制作会社から、フリーランスであるあなたのもとにようやく仕事が回ってくる。

当然中抜きされまくってるので、1億の仕事は1000万になり、500万になり、200万になり、あなたのところには50万で依頼される。

あるいは、有名な美大や芸大を卒業し、1次請け、あるいは元請けの有名な制作会社に入社後、実績を上げまくり、名前を売って独立するコースも考えられる。

そのような道を歩まなければ、「デザイン力だけ」で年収を上げていくのは至難の業だ。

とにかく最初の制作会社に入るのが難しい。そこだけでめちゃくちゃ狭き門なのは想像に難くないだろう。

それに対し、街の中小企業や零細チェーングループなどは、僕の経験上、こういうニーズがほとんどだ。

「デザインは普通でいい。その代わり、ちゃんと数字を上げて欲しい」
「デザインにはあまり興味がないのでなんでもいいけど、ちゃんと集客できるサイトにしたい」

ハイエンドデザインを見せても、「確かにすごいけど、こんなのうちの会社のイメージに合わないし、身に余るよ」という感想だ。

なので、そういう会社をクライアントにする場合、デザインスキルはそこまで高くなくてもいい。

それより重要なのは「ライティング」や「コピー」、そして「集客導線設計」だ。

そのうえで、「どうやって人を呼ぶか」、「LINE運用について詳しい」「SNS運用コンサルもできる」「チラシを作れる」「広告運用もできる」という方が、ずっとずっと重宝される。

あなたが全部できる必要はない

こう言うと、あれもこれも全部やれなければいけないのか、と思うかも知れない。

だけど安心して欲しい。この僕も、色々な施策を知ってはいるが、全部を完ぺきにできるわけではない。

その場合は、「私はその依頼に対しては直接対応できないが、信頼できる人を紹介できる」と言えればいいのだ。

そこで重要になってくるのは「横のつながり」「自分がフォローできないスキルを持ってる人との人脈」である。

カメラマン、動画制作者、SNS運用コンサルや代行、こういった人と普段から交流して、「この人になら私のお客様を紹介できるな」という人を作っておくといい。

同じ駆け出しWEBデザイナーと傷の舐め合いみたいに交流してる暇があったら、その手間を「自分が持っていないスキルを学んでいる人との交流」に掛けることをおすすめする。

僕はインスタ運用はできないし、補助金もそこまで詳しくない。

だが、僕のコンサルメンバーにそれらを僕よりずっと詳しく学んだ人たちがいるので、僕はクライアントに相談されても、自信を持ってそのメンバーを紹介することができる。

誰かいい人いない?

クライアントは、自分が頼みたい仕事があり、それをあなたができないことを知ると、必ずこう言ってくる。

WEBデザイナーはたくさんいるのは知ってるが、「信頼できる、安心して任せられる人」がいないのだ。

だから、たくさんいるのに「デザイナーがいない」とか、「カメラマンがいない」とかいう話になる。

「知らない人、何も繋がりのない、誰の紹介でもない人」というのは、多くのお客様にとっては「いない」と同じである。

信頼できないからだ。

そしてこのクライアントの心情を念頭に置くと、前述した「あなたが失敗したときの話」にもつながってくる。

あなたがたとえ狙った成果が出せなかったとしても、あなたから「次の施策の提案」が出てくる限り、お客様はあなたに頼む、という話だ。

つまりぶっちゃけると、「信頼できる人をまた探すのがめんどくさい」というのが、言葉にせずとも彼らの本音である。

あなたの失敗を理由にあなたを切った場合、もう一度ゼロから新しいWEBデザイナーを探し、その人に現状を伝え理解してもらい、その上で新しい施策の提案を受けないとならない。

その手間とコストが、クライアントにとって死ぬほど億劫なのだ。できるなら避けたいコストである。

これは、僕自身も現在「クライアント側」であり、制作をデザイナーに外注する立場にあるから言える。

まさにこれは「発注者」たる僕の本音である。

だから、「代案がある限り、あなたがそうそう切られることはない」と、僕は根拠を持って主張することができるというわけだ。

まとめ

これまでの話を踏まえても、あなたが「いや、私はデザインを極めたい」と言うなら、余計な集客施策を学ばず、デザイン力を磨くのもいいだろう。

ただ、僕の話を読んで「イチさんの戦略のほうが、確かに成功を掴む可能性は高そうだ」と思うなら、色々な集客施策を、興味のあるところからしっかりと学んでいったほうがいい。

デザインは「その施策に必要な分だけ」できればいい。

もちろんまずはオフィシャルサイトを作ってあげる。LPも作ってあげる。

そのうえで「集客施策」まで提案できるようになっておく。すると、そこにもデザインが必要にある。

公式LINEなら、リッチメニュー、アイコン、ロゴなど。

SNSならヘッダ、アイコン、バナーなど。

チラシ施策なら、チラシを自分ですぐにデザインできればいい。

そして、それらの媒体を「まずどう使うか」、「失敗したときに次はどうするか」まで指導/アドバイスしてあげられれば、お客様にとって、それほど頼もしい存在はいない。

こうなれば「あなたなしにはうちはやっていけない」という唯一無二の存在になれる。ここで「ただの外注」ではなく「対等なビジネスパートナー」になることができる。

僕自身は、僕のクライアント、お客様に提案するときは、必ず「この提案がうまくいかなかったら、次はこれを提案しよう」という代案を2手、3手先くらいまで用意している。

まずクライアントの目的や、今現在の状況を詳しくヒアリングし、たくさん施策のアイディアを出す。

確度が高いもの、低いもの、とにかく出せるだけ出す。

そしてその中で、最も確度が高いと思われるデータや根拠があるものから、順に提案していくわけだ。

これなら、「第1の提案」がもしうまくいかなかった後、「第2、第3の代案」をすぐに提示することができる。

「あー想定より目標値を下回ってしまいましたね。この原因はおそらくこの部分の想定が甘かったからでしょう。なので、来月はここの想定を厳しくし、施策をこのように調整して試していきたいと思いますが、またやらせていただけますか?」

こう言えば、断るクライアントは少ない。なぜなら、経営者はみんな、「100%成功する施策」を求めているわけではなく、「根拠のある仮説に基づいたたくさんのアイディアや施策」を求めているから。

「頭で考えていたって、実際のところはやってみなければわからない。だから、誰よりも早く、それを実践して、成功にたどり着くまでPDCAを回すだけ」

このマインドを持つ人間は、経営者から必ず信頼される。

なぜなら、これが、多くの経営者が語らずとも胸に持つ、共通言語だからだ。

あなたもぜひこのマインドとロジックを、自分の事業スタンス・事業マインドに取り入れ、多くの経営者と同じ視座で「成功」を語り、「成果」を提案していって欲しいと思う。

駆け出しだったら、はじめはうまくいかないだろう。うまく話せないこともある。

だから、何度もトライアンドエラーを繰り返せ。

大丈夫、諦めなければ必ず上手くいくし、最悪あなたの後ろには僕がいる。

いざとなったら僕に相談して欲しい。DMしてくれれば、有料ではあるがスポットコンサルをする。

僕は、どんな事業においても、「目的を達成するためのアイディアや施策」を、ほぼ無限に出し続けることができる。それこそ「成功するまで」ね。

あと、色々な施策、企画のやり方、アイディアの源泉については、僕が普段オウンドメディアで出している各有料/無料コンテンツや、「下記のオファー」についてもぜひ検討して欲しい。

今回の企画中だけ再販する限定コンテンツ

去年数日間の期間限定でリリースしたコンテンツを、この機会に再販する。

いずれも

「目からウロコが何枚も落ちた」

「これを実践したら速攻で案件が取れた」

「お客様に成果を出させることができて、めちゃくちゃ感謝された」

「他のWEBデザインスクールやWEBデザインコンサルなどからは絶対に学べない」

と絶賛されているコンテンツである。

何度も「再販はまだか」と問い合わせを受けていたので、欲しかった人はこの機会にぜひ手にしていただきたい。

再販するコンテンツは下記の2つだ。

いずれも購入者から高い評価をうけ、実際にバンバン成果報告が来ているコンテンツなので、この機会にぜひ詳細を読んでみて欲しい。

これらは前述のお客様のコメントにもあった通り、どのWEBデザインスクールでも絶対に教えていないし、学べない。

なので、他のデザイナーが持っていない武器を持つことができ、ライバルを一気に出し抜けるだろう。

これらのコンテンツに興味がある方は、下のフォームからメルマガに登録していただければ、順次案内を送る。

とりあえず登録後すぐに「ライバルと差別化できない平凡商品でも、最短初月から売れた、悪魔的WEB戦略」を特別価格で購入できるようになる。

(今回はnoteで販売する)

このコンテンツは定価は2,980円だが、今回のキャンペーン期間中に限り、破格の(非公開)円で販売させていただく。

内容が期待外れだったら、すぐにメルマガは解除してくれて構わない。

もしそれが勉強になったなら、次は、1週間後に「かんたん2STEP集客戦略」をオファーさせていただこう。

なお、すでに1本目の「悪魔的WEB戦略」を持ってる人は、初回のオファーはスルーして、2週目の「2STEP」だけを買っていただいても問題ない。

感想特典

本コンテンツの感想特典として、今回のコンテンツを解説したセミナーの動画をプレゼントする。

タイトルこそ同じだが、動画でしか語っていないこともある上に、合わせて見ればより理解を深め、自分の中により落とし込むことができるため、おすすめだ。

この動画は僕のハイエンド講座「リベルテ」のメンバーのために撮ったもので、リベルテメンバーの利益を守るため、特典をお渡しするのは先着10名限定とする。

僕の下記のポストをXで引用リポストして、100文字以上で感想を書いて欲しい。そのキャプチャをDMに送っていただければ、確認ができ次第、特典をお送りする。

特典は今週中を目処に送らせていただくので、少しお待ちいただきたい。


今回初めての方、いつも受け取ってくれている方、本当にありがとう。

あなたの事業の成功を、あなたの努力が報われることを、心から祈る。

イチ 拝。

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