・マーケティングを学ぶ必要を感じたWEBデザイナー。
・LPのマーケティング導線上の役割がわからない。
・顧客のマーケティング用語(DRM、プロダクトローンチ、セールスファネル、オプトインなど)がわからない。
・ステップメールとメルマガの違いがわからない。
・マーケターのLPを作ったけど、中に組み込まれている「仕組み」がわからない。
・WEBプロモーションの仕組みを幅広く理解したい。
こんにちは、イチです。
デザイナーもマーケティング知識が大切だよ、ということはずっと話してきましたが、ストレートに「マーケティングとは一体なんぞや」ということを語ってなかったと思います。
なので、このブログを読んでくれている選ばれた勇者のあなたに、改めて解説したいと思います。
ちなみに、この記事ではマーケの全ては語らず、あくまでも「最低限WEBデザイナーが知っておくべきこと」に限定します。全部語ってたら本が何冊も書けちゃいますからね 笑
僕らのお客様はすべからく「ビジネス」をやっています。そしてマーケティングを学ばれている方も多くいます。
特に起業家やコンサルタント、マーケターは、知り合っておくと、彼らを通じてデザインやWEB制作の仕事を無限に取ることができます。
そして、彼らと仲良くなるためには、彼らの共通言語を少しでも知っておくことが大切です。
- マーケティングとは
- DRMを理解せよ
- プロダクトローンチとは
- セールスファネルとは
- オプトインLP
- ワンタイムオファー
- ステップメールとは
- メールマガジンとは
マーケティングとは
僕がそういうTLにいるからかもしれませんが、以前よりもWEBデザイナーの界隈でも「マーケティング」の言葉をよく聞くようになった気がします。
そもそもマーケティングとは何なのでしょう。
「集客→教育→販売」
「売り込まずに売る手法」
「お客様の気持ちになりきること」
色々な言葉で定義できますが、僕は【セールスを不要にするための一連のプロセス】と思っています。
上の例でいうと2つめに近いですね。
実は僕、マーケティングを学んでからこっち、自分のサービスを一切自分から売り込んだことがありません。つまり「セールス」をかけたことがないのです。
セールスをかけずに物が売れる。これは「最強」ですよね。
巷の営業マンは今日もノルマを背負い、会社や民家に飛び込みをして、露骨に嫌な顔をされながら「欲しがっていない客に無理やり商品の良さを説明し、なんとか買わせようとする」ということをやっています。
これが日本の「セールス/営業」の実態であり、僕は「一生営業をすることはない」と思っていました。
■営業苦手な僕が、相手から「売ってくれ」と言われるように
営業とは、程度の差こそあれすべて「飛び込み営業」の類と思っていた僕は、営業に対するネガティブな認識を強く持っていました。
きっと、どんなに邪険にされても、嫌がられても、へこたれずどんどん攻めていける、社交的でコミュニケーション強者で強メンタルの人ができる特殊な職業なんだろうなと。
こちらかと言うと内向的でオタク気質な僕には絶対に営業は無理だし、やりたくないな。
こう思って、僕は新卒から「事務方もしくは技術職」に応募しました。僕と同じような人は多いのではないでしょうか。
でも、マーケティングを学んだら、この認識が180度変わりました。
今は「営業」もマーケティングの一部でしかなくて、ちゃんとやり方さえ分かれば、必要以上にストレスを感じず、お客様に喜んでもらえる素晴らしい職業と思えています。
マーケティングとは、「無理な売り込みをせずに、モノを売る体系化されたノウハウ」とも言えます。
誰にでもできますし、オンラインも対面営業も問わず使えます。
■「商品が欲しい」お客様だけを集める
大量生産、大量消費の時代、誰彼構わず声をかけても、ある程度モノは売れていました。
例えば車、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、エアコン。
これらは、どんな人であっても、生活を豊かに、便利にするために欲しがったからです。
とにかくモノを作れば作るだけ売れる時代が長く続きました。この時は「マーケティング」などという概念そのものが日本にはありませんでした。
高度経済成長を果たした日本は平成になり、これらの生活必需品が行き渡ると、企業やメーカーがこの戦略を続けてもモノが売れなくなってきました。
「誰でも欲しがる商品」がなくなって、「より細かくターゲットを定めた商品」だけが売れるようになってきたのです。
例えば冷蔵庫なら、「省スペース」「女性向けの可愛いカラー」などで、ターゲットやコンセプトを作っていった。この戦略こそが「マーケティング」の初歩です。
マーケティングでは何よりも「ユーザーが主役」です。
商品があって、「誰に売ろうか」ではなく、「誰に売るか」が先なのです。
■マーケットイン
商品があって、「誰に売ろうか」ではなく、「誰に売るか」が先にあり、それに合わせて商品を作る。
先の例だと、「省スペース冷蔵庫」は、【ワンルームマンションなどに住んでいる下宿の学生】という「誰に売るか」が先にあったため、そのニーズに合わせて小型の冷蔵庫を開発したということですね。
「女性に売りたい」→「丸っこいフォルムでかわいいカラーの冷蔵庫にする」などもそうです。
この考え方を「マーケットイン」と言います。
ものやサービスが飽和し、人のニーズはどんどん細かくなっていきました。
ダイバーシティ=多様性の世の中になり、様々な価値観が認められるようにもなりました。例えば「男性用ブラジャー」とかも商品化されてるわけです。
このように、デザインも「誰に届けるのか」を先に考えること。
僕が「実績がないうちは専門特化しろ」と言ったのも、この「誰に届けるか」の原則に則った結果です。
一分野に特化してWEBデザインを売る。
こうすることで、【他のライバルにない強み】を作ることができたのですね。
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