【Q】ペライチのフリードメインと独自ドメインどっちが強いの?
例えばペライチやSTUDIOとかのフリーサブドメインを使用したサイトと、独自ドメインのサイトがあり。
内容のボリュームは同じ
被リンクの量も同じ
アクセス数も同じ
だと、SEOの差ってでます?
【A】最初はフリードメイン・追々独自ドメイン
結論から言って、出ます。
最初のうちはぶっちゃけフリードメインのほうが強い。
なぜなら、まず「ペライチ」や「Studio」のプラットフォームのドメインが、非常に強いSEOパワーを持っているということがあります。
なので、最初からその恩恵に預かれるのが大きなメリットになる。
コンテンツ量、ドメインの年齢、企業ドメインである点で社会的な信頼も得ている点。
いずれもSEO上の加点になります。
ただ、フリードメインは、ドメイン内に無数のサイトが入っていることがほとんどです。
ペライチでもStudioでも、中のサイトはジャンルも規模もバラバラで、闇鍋状態。
その中には極めて良質なサイトもあるし、作り途中のサイトや、誰も訪れたことのないようなゴミみたいなサイトもある。
つまり、Google的にそのフリードメインを見ると、「良いサイトも悪いサイトもごちゃまぜ」のため、アルゴリズムで評価された際には、「ペナルティもボーナスも一緒に受ける」ということ。
最初、あなたが仮にそのフリードメイン内にサイトを作ったとき、SEO評価ゼロから出発で、最底辺にいてそれ以上マイナスにはならないので、ペナルティの影響を受けずボーナスのメリットだけ享受できる。
だから強い。
ただ、単独サイトとしてSEOパワーが上がってくると、今度は同じドメインの中にある粗悪なゴミサイトの「ペナルティ」の影響が無視できなくなり、いくらあなたのサイトに良質な記事を入れ続けても、フリードメインにいる限り正当な評価が受けられなくなる。
独自ドメインは「ウサギとカメ」の「カメ」
フリードメインは初速は速いので、すぐに上位に出てくる場合もあります。つまり「ウサギとカメ」でいうところの「ウサギ」です。
それに比べ、独自ドメインは、最初は全くSEOパワーが無いところからのスタートなので、めちゃくちゃ鈍足です。これは「ウサギとカメ」の「カメ」です。
ただ、独自ドメインで真っ当にサイトを運営していくと、自分で入れた記事のみが順当に評価され、「ボーナス」だけを積み上げることができるため、ある時期を境に、フリードメインと順位が逆転します。
サイトの規模によって半年後か、1年後か分からないが、まともに運営していれば1年位でフリードメインよりも上に出てくるでしょう。
これだけだとわかりにくいかもしれないので、もうひとつ具体例を言います。
普通のクラスと特別進学クラス
成績が悪い子と成績がいい子が50人いる普通クラスA(フリードメイン)があります。
これからいい子だけを一人ずつ入れていく特進クラスB(独自ドメイン)があります。
その2つのクラスの合計点を比較すると思えばいいです。
いい子だけを入れるクラスは、1ヶ月に1人しか生徒をいれることができません。だから合計点だけ比べると、最初のうちはクラスAに大きく離される。
でも、その人数が50人に達したとき、クラスAよりクラスBの方が確実に合計点は上がりますよね。ひとりひとりの点数はクラスBの方が高いからです。
仮に、クラスAにもいい子を1ヶ月に一人、同じように追加していったとしても、
悪い子がもとからいるぶん、同じ人数になったときにどうしても合計点は下がってしまう。
これが「独自ドメイン」と「フリードメイン」の違いです。
粗悪な記事しか作れない場合
ただ、仮にあなたが「悪い子(悪い記事)しかクラスに入れられない」という場合は、独自ドメインで運用していても、SEO的には永遠にフリードメインに勝てないということでもあります。
つまり、独自ドメインのサイトのほうが最終的に強くなるっていうのは、あくまでも「自分が良質なSEO記事を入れられる」ということが前提条件だったりします。
「まともに運営」というのがどういうことかについては、下記の記事をじっくり読んでください。
▼▼▼
どこよりも詳しいSEO対策【2023年版】
期間限定サイトならフリードメインの方が有効な場合も
フリードメインが初速が速いウサギで、独自ドメインがカメだとすると、1年程度の期間限定のサイトをSEO集客で運用するなら「プラットフォームのフリードメイン」をあえて使うのもありかもしれませんね。
カメが追いつく前に、キャンペーン期間が終わる場合とかもある。まあ、その場合はSEOで集客せずにSNSや広告で集客することになるでしょうけど。
SEOとは常に仮説と検証の世界
ちなみに、これらもすべて僕の検証による「仮説」です。
Googleがアルゴリズム公開してないので、自分で日常的に自分のサイトやベンチマークしている複数のサイトを検証/分析して、「この分析結果であれば、おそらくこのロジックで間違っていないだろう」ということでお伝えしています。
僕らWEBデザイナーは常に「グーグル検索結果」を俯瞰して見続け、検証をし続ける意識を持つ必要があります。
答えは常に流動しており、知識をアップデートし続けなければなりません。